icon fsr

文献詳細

雑誌文献

胃と腸3巻12号

1968年11月発行

文献概要

--------------------

書評「輸血検査―日常検査法シリーズ」 フリーアクセス

著者: 安藤清平1

所属機関: 1東京医科歯科大学輸血部

ページ範囲:P.1615 - P.1615

文献購入ページに移動
 輸血検査は患者の生命に直接関係のある検査であるから,他のいずれの検査よりも正確に,しかも迅速に行なわれなければならない.しかしわが国では医師にしても技師にしても輸血検査の教育が十分に行なわれているとはいいがたい.輸血検査を病院側で行なわずに民間血液銀行のサービスにまかせているところが多いのではなかろうか.このように誤った形で輸血検査が行なわれている原因の一つは,医師が輸血検査をよく理解しておらず,ひどく面倒なものと思いこんでいるからである.

 このようなときに徳永栄一博士の「輸血検査」が出版されたことは,まことによろこばしいことである,徳永博士は永年日赤中央血液センターで輸血検査の実務に従事され,現在同センターの副所長の要職におられる.したがって,僅か38頁のこの本の中に実際に必要な事項が非常に要領よくまとめられている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら