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文献詳細

雑誌文献

胃と腸3巻12号

1968年11月発行

文献概要

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編集後記 フリーアクセス

著者: 春日井達造

所属機関:

ページ範囲:P.1637 - P.1637

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 本年は消化器関係の国際学会が多く,5月ブラジル・リオデジャネイロにおける第3回国際細胞会議をかわきりに,7月のチェッコスロバキヤ・プラハにおける第8回国際消化器病会議及び第1回ヨーロッパ内視鏡学会,9月のベルギーにおける癌発見シンポジウム,10月はオーストラリヤ・メルボルンにおける第3回アジア太平洋消化器病会議,東京及び京都における国際外科学会等誠に盛沢山で,「胃と腸」読者の多数がそれぞれ参加,多年の研究成果を発表し,我が国のこの方面の研究は高く評価され,その反響も大いにあったようで慶ばしいことである.特に早期胃癌の診断に関しては,X線,内視鏡,細胞診及び生検の全部門にわたって欧米をはるかに抜いて,文句なしにトップにある.しかしこの優位が今後どこまで維持出来るかは一に我々「胃と腸」読者の双肩に掛っていると云っても過言ではないと思う.尚一層の精進が望まれるわけである.

 本号は多発胃癌をテーマとしてとりあげた.吉葉,久保,早川,副島各博士の綜説並びに常岡教授司会の座談会は本テーマに取組みあますところなく探究された.熟読玩味されたい.腸疾患をあつかった岡部博士らの研究はまたユニークな論文である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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