文献詳細
文献概要
今月の主題 陥凹性早期胃癌の経過 綜説
胃癌病巣内の潰瘍の経過
著者: 中島哲二1
所属機関: 1虎の門病院放射線科
ページ範囲:P.1657 - P.1671
文献購入ページに移動Ⅰ.まえがき
胃癌はよく知られた疾患である.わが国の1965年の統計では,胃癌の死亡率は10万に対し男59.2女35.5で,男女ともに世界で1,2位をあらそう胃癌国である.であるから医師にとっては勿論のこと,一般の人々にとっても良く知られた疾患であり,常に関心の最大の対象となっている.
ところが衆知であるということと,その疾患がよく認識されているということとは全く別の事柄である.
胃癌はよく知られた疾患である.わが国の1965年の統計では,胃癌の死亡率は10万に対し男59.2女35.5で,男女ともに世界で1,2位をあらそう胃癌国である.であるから医師にとっては勿論のこと,一般の人々にとっても良く知られた疾患であり,常に関心の最大の対象となっている.
ところが衆知であるということと,その疾患がよく認識されているということとは全く別の事柄である.
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