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文献詳細

雑誌文献

胃と腸3巻2号

1968年02月発行

今月の主題 胃集団検診と早期胃癌

綜説

胃集団検診と現況

著者: 山形敞一1 二階堂昇1 北川正伸1

所属機関: 1東北大学医学部山形内科

ページ範囲:P.139 - P.146

文献概要

Ⅰ.はじめに

 胃癌患者の早期発見,早期治療には,癌に対する正しい知識の普及をはかるとともに,一般住民のスクリーニングから専門的検査を経て,さらに治療に至るまでの一貫した癌の医療体制を整備する必要がある.

 定期的な検診に地域住民を恒常的に参加させるために,あるいは事業所において,職場衛生管理の一環として逐年検診を行なうためには,どうしても専従して検診を企画し,実施する組織体制が必要である.

 宮城県では東北大学医学部山形内科と宮城県対がん協会が表裏一体となり,胃集団検診に関する一連の業務を担当してきている.

 現在われわれは集検から精検,事後管理までを一貫した方針で実施しているが,いわゆる宮城方式とよばれている検診方式について,昭和40年度(40.4~41.3)の成績を中心に具体的にのべてみる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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