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文献詳細

雑誌文献

胃と腸3巻2号

1968年02月発行

文献概要

今月の主題 胃集団検診と早期胃癌 症例

経過観察中に潰瘍の消失した早期胃癌

著者: 中沢三郎1 早川礼介1 古橋貞臣1 坪井靖治1 永井佋之介1 渡会錦資1 小島康彦1 加藤寿彦1 北村公男1

所属機関: 1名古屋大学医学部青山内科

ページ範囲:P.173 - P.175

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Ⅰ.まえがき

 早期胃癌症例の増加と共に,潰瘍性病変のあるものは経過観察中にX線ならびに,内視鏡所見が著しく変化し,初回検査時良性潰瘍と診断され,その後の検査により早期胃癌の所見を呈してくる例,あるいは潰瘍が縮少ないし消失する例などが多く報告されるようになった.私共は胃集検により胃潰瘍疑診とされ内視鏡検査により幽門部前壁の良性潰瘍と診断,内科的治療により潰瘍の消失をみたが,検査を重ねてゆくうらに,Ⅱc型早期胃癌としての所見が明らかとなった例を経験した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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