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文献詳細

雑誌文献

胃と腸3巻2号

1968年02月発行

文献概要

今月の主題 胃集団検診と早期胃癌 症例

前庭部前壁の小さなⅡc+Ⅱa型早期胃癌の1例

著者: 川井啓市1 井田和徳1 角谷仁1 篠田正昭2 藤沢健夫2 薗行雄3

所属機関: 1京都府立医科大学増田内科学教室 2京都府立医科大学第二外科 3京都府立医科大学中検病理部

ページ範囲:P.183 - P.186

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Ⅰ.はじめに

 早期胃癌の発見能力の進歩は最近著るしく,数多い症例の経験とその集積は早期胃癌の各種のパターンの整理と相俟って,興味の中心はより小さな早期胃癌またはより診断の困難な部位の早期癌,または発生論的に興味のある早期癌の発見えと発展して来た.

 したがってこのように小さなまたは浅い早期胃癌をX線または内視鏡検査で診断する手がかりは,もはや異常所見をとらえるというよりは,むしろ正常でない粘膜像の分析というほど軽微な変化をも問題にしなければならなくなった.

 次に示す症例は 1)診断の手がかり,2)病巣の大きさ,3)各種検査方法の多面的応用による綜合診断,4)早期胃癌の発育等の点で興味ある知見をえたのでここに紹介する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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