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文献詳細

雑誌文献

胃と腸3巻4号

1968年04月発行

文献概要

今月の主題 胃の食物輸送機能 綜説

胃の食物の輸送機能

著者: 槇哲夫1 白鳥常男1 籏福哲彦1

所属機関: 1東北大学医学部愼外科

ページ範囲:P.405 - P.415

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Ⅰ.はじめに

 成書によれば,胃の運動機能は食物の貯蔵,ある程度の攪拌作用および排出の3つに大別されている.しかし,食物が胃からどのような排出機序によって十二指腸へと送り出されるかについては,いまだ必ずしも判然としていない,最近胃の筋電図学的研究の著しい進歩に伴ない,胃の運動機能の解明が飛躍的に向上してきた.そこで今回は,胃筋電図1)から得た胃の運動機能についてのわれわれの知見をもとにして,レ線学的に観察した正常胃の貯蔵,攪拌現象および排出機能について述べ,さらに切除残胃における食物の輸送機能についても言及したいと思う.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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