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文献詳細

雑誌文献

胃と腸3巻4号

1968年04月発行

文献概要

今月の主題 胃の食物輸送機能 綜説

X線映画運動分析による胃内容排出機転の観察

著者: 小野慶一1 渡辺襄1 土田博1 鈴木行三1 阿保優1 杉山譲1 野﨑修一1 杉沢利雄1 柿崎潤三1 工藤興寿1 武内俊1

所属機関: 1弘前大学医学部大内外科

ページ範囲:P.429 - P.433

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Ⅰ.緒言

 従来より胃内容排出機転については諸家の研究が多数発表されており,その観察方法も腹窓法,内圧曲線描記法,筋電図法,各種X線学的方法など多岐にわたり,それぞれに工夫がこらされているが,なお不明の点が少なくない.

 最近,螢光増倍管の発達によりX線テレビジョンやX線映画による研究が各方面で行なわれるようになり,胃内容排出の状態も直接人体について明確かつ具体的に観察されるようになった.しかしここに得られた映画フィルムを観察分析するにあたって,旧来のスクリーン映写法あるいは転写法においては,研究者の要する努力もなみ大抵のものでなく,また正確度の点で必ずしも十分とはいい得ない憾みがある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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