文献詳細
今月の主題 胃の食物輸送機能
症例
文献概要
Ⅰ.緒言
胃に原発せる肉腫は胃癌に比較してまれではあるが,胃疾患診断の向Eのためか今日漸次増加の傾向にある,西欧では最初に胃肉腫を報告したのはCruveilheir(1827),Landesherg(1840)等である.本邦では1901年迄が胃円形細胞肉腫を報告し,1964年迄に324例の報告がみられる.われわれは最近胃悪性腫瘍の診断のもとに胃摘出術を行い,組織診断にて早期の胃細網肉腫と確認し得た1例を含み,計3例について述べる.
胃に原発せる肉腫は胃癌に比較してまれではあるが,胃疾患診断の向Eのためか今日漸次増加の傾向にある,西欧では最初に胃肉腫を報告したのはCruveilheir(1827),Landesherg(1840)等である.本邦では1901年迄が胃円形細胞肉腫を報告し,1964年迄に324例の報告がみられる.われわれは最近胃悪性腫瘍の診断のもとに胃摘出術を行い,組織診断にて早期の胃細網肉腫と確認し得た1例を含み,計3例について述べる.
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