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文献詳細

雑誌文献

胃と腸3巻4号

1968年04月発行

文献概要

今月の主題 胃の食物輸送機能 症例

胃潰瘍を伴った特発性食道拡張症の1手術治験例

著者: 布施為松1 中村哲也1 小原甲一郎1 上野幸久2 佐野源一郎2

所属機関: 1自衛隊中央病院外科 2自衛隊中央病院内科

ページ範囲:P.463 - P.466

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Ⅰ.まえがき

 特発性食道拡張症は,Willis1)が1672年に最初の記載をして以来,今日まで数多くの症例と多方面からの研究業績が発表されており,決してまれな疾患とはいえない.しかしながら,合併疾患を伴った本症については,その報告は少ないようである.われわれは最近胃潰瘍を伴った本症に対して,同時に観血的治療を行ない,良結果を得ている1例を経験したので,両疾患の間になんらかの因果関係があるかどうかを中心として,若干の考察を加えて報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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