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文献詳細

雑誌文献

胃と腸3巻5号

1968年05月発行

文献概要

今月の主題 胃の巨大皺襞 症例

5年間経過観察している巨大皺襞の1例

著者: 木原彊1 北昭一1 太田淳久1 日覚俊輔1 広畑登2

所属機関: 1岡山大学医学部第一内科 2熊本大学医学部第三内科

ページ範囲:P.551 - P.556

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1.はじめに

 胃粘膜雛襲がどの程度まで太くなればGiantrugaeとよぶかは決めがたいが,多くの文献に記載されてきたように粘膜面があたかも大脳回転を思わしめるような程度に太く回転しておれば,その胃の粘膜はGiantrugaeであると記載するのが適当と思われる.しかし,その大きさは切除胃についてのみいうのか,レ線像についてもGiantrugaeと記載してよいのかが問題になるが,一般に,レ線像がきれいに正確に粘膜の巨大皺襞を描写してあり,ほかに潰瘍や癌の併存がレ線的にも内視鏡的にも否定できれば,その胃は胃の巨大皺襞症であると診断されている.こういった症例が教室4351例のレ線検査のなかで2例あり,その中1例を5年間にわたり毎年1回入院精査続けているので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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