文献詳細
今月の主題 胃の巨大皺襞
症例
文献概要
1.緒言
Menetrier's disease,giant hypertrophic gastritis,giant rugal fold,いわゆる巨大皺襞性胃炎は近年,蛋白喪失性胃腸症の観点から注目され,かなり多くの症例報告に接するが,なお,比較的まれな疾患とされており,わが国においてもすでに林ら1),中村2),崎田3),片山4),大野5),玉沢ら6)によって文献的考察がなされている.しかし本症の臨床的概念および病理組織学的本態についての諸家の見解は必ずしも確立されているとはいいがたい.
われわれも,胃X線像および内視鏡所見で診断した巨大皺襞性胃炎の一例を経験したので,若干の文献的考察を加えて報告する.
Menetrier's disease,giant hypertrophic gastritis,giant rugal fold,いわゆる巨大皺襞性胃炎は近年,蛋白喪失性胃腸症の観点から注目され,かなり多くの症例報告に接するが,なお,比較的まれな疾患とされており,わが国においてもすでに林ら1),中村2),崎田3),片山4),大野5),玉沢ら6)によって文献的考察がなされている.しかし本症の臨床的概念および病理組織学的本態についての諸家の見解は必ずしも確立されているとはいいがたい.
われわれも,胃X線像および内視鏡所見で診断した巨大皺襞性胃炎の一例を経験したので,若干の文献的考察を加えて報告する.
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