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文献詳細

雑誌文献

胃と腸3巻5号

1968年05月発行

文献概要

今月の主題 胃の巨大皺襞 症例

巨大皺襞性胃炎の1例

著者: 下瀬川薫1 佐藤金蔵1 井上一次1

所属機関: 1町立三戸病院

ページ範囲:P.557 - P.561

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1.緒言

 Menetrier's disease,giant hypertrophic gastritis,giant rugal fold,いわゆる巨大皺襞性胃炎は近年,蛋白喪失性胃腸症の観点から注目され,かなり多くの症例報告に接するが,なお,比較的まれな疾患とされており,わが国においてもすでに林ら1),中村2),崎田3),片山4),大野5),玉沢ら6)によって文献的考察がなされている.しかし本症の臨床的概念および病理組織学的本態についての諸家の見解は必ずしも確立されているとはいいがたい.

 われわれも,胃X線像および内視鏡所見で診断した巨大皺襞性胃炎の一例を経験したので,若干の文献的考察を加えて報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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