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研究会紹介
松山胃腸疾患研究会
著者: 土井偉誉1
所属機関: 1国立松山病院四国地方がんセンター
ページ範囲:P.629 - P.629
文献購入ページに移動 漱石の坊ちゃん,道後の湯で名高い四国松山は,気候温暖な地ではありますが,また,悪性新生物の多発地域でもあります.昭和41年度の統計をみますと,人口10万対の悪性新生物による死亡率は,全国の110.8に対し,愛媛県は133.2と高値を示しています.このような環境も手伝ってか,既に昭和35年に,松山市医師会学術部が中心となり,悪性腫瘍懇話会が年4回開かれ,主として悪性腫瘍の化学療法,放射線治療に関し意見の交換が行なわれていました.この会は,昭和37年春より病理専門の方々の努力により,CPC形式の討論の会と変遷,発展し,開催回数も隔月にもたれるようになり,現在に至っています.
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