文献詳細
今月の主題 前癌病変としての胃潰瘍とポリープの意義
ポリープの部
文献概要
Ⅰ.緒言
胃ポリープは従来悪性変化の頻度が高いと一般に考えられてきたが,その悪性変化率が各研究者の問でまちまちであり(第1表),またPaul30),Carey6)のように相当前からポリープの悪性変化に否定的な考えを表明していた学者もいた.MoTlaco21),Castlemanは最近胃ポリープは悪性変化を起さないし,もし起したとしても生物学的に良性であるといっている.
CastlemanやWelch40)は胃ポリープのみならず,従来胃ポリープより悪性変化の危険性が大であると考えられていた結腸ポリープさえも生物学的に良性であると考えており,アメリカではこの考えが相当広く信用を博している.
胃ポリープは従来悪性変化の頻度が高いと一般に考えられてきたが,その悪性変化率が各研究者の問でまちまちであり(第1表),またPaul30),Carey6)のように相当前からポリープの悪性変化に否定的な考えを表明していた学者もいた.MoTlaco21),Castlemanは最近胃ポリープは悪性変化を起さないし,もし起したとしても生物学的に良性であるといっている.
CastlemanやWelch40)は胃ポリープのみならず,従来胃ポリープより悪性変化の危険性が大であると考えられていた結腸ポリープさえも生物学的に良性であると考えており,アメリカではこの考えが相当広く信用を博している.
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