文献詳細
文献概要
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編集後記
著者: 村上忠重
所属機関:
ページ範囲:P.776 - P.776
文献購入ページに移動 巻頭にも書いたように,この特集号は思いがけない機縁からでき上った.講師の方々には随分と無理な方法で原稿をお願いしたことになって大変に恐縮している.しかし出来上ってみると一応面白い読物としてまとまったのではないかと老える.
潰瘍と癌の関係は何時も古くてかつ新しい.ことに早期胃癌を材料にしてこの問題を論ずることは,開闘以来なかったはずのことで,その意味では断然新しい取扱い方である.しかし新しい材料がつけ加わるにつれその結論も大きく揺れ動く,当分の間私どもはその揺れの中に漂わなければなるまい.
潰瘍と癌の関係は何時も古くてかつ新しい.ことに早期胃癌を材料にしてこの問題を論ずることは,開闘以来なかったはずのことで,その意味では断然新しい取扱い方である.しかし新しい材料がつけ加わるにつれその結論も大きく揺れ動く,当分の間私どもはその揺れの中に漂わなければなるまい.
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