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文献詳細

雑誌文献

胃と腸3巻7号

1968年06月発行

文献概要

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書評「胸腺―その基礎と臨床」

著者: 鈴木鑑1

所属機関: 1東京大学医学部血清学教室

ページ範囲:P.796 - P.796

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 「謎につつまれた臓器」として機能の明らかにされていなかった胸腺は,その生体における意義が近年次々と解明されると共に注目をあびるようになってきた.それは,古くから考えられていた内分泌的な機能とは異なる方向への研究の発展によるものであって,幼若動物での胸腺摘除術の開発によって胸腺のもつ特殊なリンパ組織としての機能と,免疫反応に対する胸腺の指導的な役割が明らかになったためである.

 本書は,この方面における最もすぐれた研究者の協力によって出来上がったものであり,形態と機能の面から,また基礎と臨床の面から,あますところなく胸腺の問題をとりあげている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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