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文献概要
今月の主題 進行癌の問題点 綜説
スキルスの臨床
著者: 笹川道三1 川口和夫2 市川平三郎2
所属機関: 1国立がんセンター放射線診断部 2国立がんセンター集団検診研究部
ページ範囲:P.919 - P.934
文献購入ページに移動近年,早期胃癌の診断学が一応確立され,研究の焦点が,より微細な早期のものに向っているとき,一方では前回の検査で異常を指摘できなかったにも拘わらず,半年前後の短期間に,胃癌の中でも予後の悪いBorrmann4型のSkirrhusに進行した症例の経験は,今日なおあとをたたない.これの対策として,Skirrhusの臨床診断,ひいては早期診断について研究することもまた,目下の急務であろう.
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