文献詳細
今月の主題 消化管の医原性疾患
展望
文献概要
Ⅰ.まえがき
血清肝炎は近年,手術適応範囲の拡大,血液銀行の発達などにより大量輸血が行なわれるようになってから急激に増加し,社会的にも大きな問題となったことは周知のことである.しかも無黄疸型がかなり多くみられ,流行性肝炎に比して慢性化の傾向がつよい点も注目すべきである.
さらに治療についても決定的なものがなく,治癒判定についても極めて慎重に行なう必要があり,ことに遷延慢性例のとりあつかい方が問題となってくる.
血清肝炎は近年,手術適応範囲の拡大,血液銀行の発達などにより大量輸血が行なわれるようになってから急激に増加し,社会的にも大きな問題となったことは周知のことである.しかも無黄疸型がかなり多くみられ,流行性肝炎に比して慢性化の傾向がつよい点も注目すべきである.
さらに治療についても決定的なものがなく,治癒判定についても極めて慎重に行なう必要があり,ことに遷延慢性例のとりあつかい方が問題となってくる.
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