文献詳細
今月の症例
文献概要
〔患者〕56歳,男性.1992年6月の会社の定期検診で異常を指摘され,同年7月に近医を受診した.内視鏡検査の結果,手術を勧められ同年8月精密検査目的で本院内科を紹介された.身体所見,一般検査所見に異常は認められなかった.
〔胃X線所見〕背臥位第1斜位二重造影像(Fig. 1a)では,胃体中部の小彎側から後壁にかけて大小不同で不整形の顆粒状陰影が認められ,これに連続して類円形の小顆粒状陰影が体下部後壁から幽門部の小彎に認められる(矢印の範囲).体上部小彎側では顆粒状陰影が消失した領域があり,その部はむしろ平滑な粘膜面を呈している.つまり,X線的には不整な大小顆粒状の領域と小円形顆粒状の領域,更に平滑な領域の3つの粘膜模様が認められる.
〔胃X線所見〕背臥位第1斜位二重造影像(Fig. 1a)では,胃体中部の小彎側から後壁にかけて大小不同で不整形の顆粒状陰影が認められ,これに連続して類円形の小顆粒状陰影が体下部後壁から幽門部の小彎に認められる(矢印の範囲).体上部小彎側では顆粒状陰影が消失した領域があり,その部はむしろ平滑な粘膜面を呈している.つまり,X線的には不整な大小顆粒状の領域と小円形顆粒状の領域,更に平滑な領域の3つの粘膜模様が認められる.
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