文献詳細
文献概要
今月の主題 胃癌の診断と治療―最近の動向 序説
胃癌の診断と治療―最近の動向―機器の進歩に対する期待と不安
著者: 八尾恒良1
所属機関: 1福岡大学筑紫病院消化器科
ページ範囲:P.13 - P.14
文献購入ページに移動はじめに
早期胃癌研究会が始まり,その2年後に「胃と腸」が創刊されたが,当時の表紙は「胃と腸」であった.したがって,「胃と腸」の新年号は胃癌,特に早期胃癌の診断を取り上げるのが慣例である.
しかし,最近は早期胃癌の特集が組めなくて困っている.これは方法論が行き詰まり,診断面での話題性や進歩がみられなくなったことに原因があるのかもしれない.
そこで今回は,胃癌の肉眼型分類が新しくなったことをきっかけに,X線診断,内視鏡診断,更には治療の話題を取り上げてみた.その狙いは,単に各項目別の話題や動向を記述するだけではなく,本邦で古くから行われている胃癌診断学を新しい分類や方法によって再構築できないかということを検討することにもある.
早期胃癌研究会が始まり,その2年後に「胃と腸」が創刊されたが,当時の表紙は「胃と腸」であった.したがって,「胃と腸」の新年号は胃癌,特に早期胃癌の診断を取り上げるのが慣例である.
しかし,最近は早期胃癌の特集が組めなくて困っている.これは方法論が行き詰まり,診断面での話題性や進歩がみられなくなったことに原因があるのかもしれない.
そこで今回は,胃癌の肉眼型分類が新しくなったことをきっかけに,X線診断,内視鏡診断,更には治療の話題を取り上げてみた.その狙いは,単に各項目別の話題や動向を記述するだけではなく,本邦で古くから行われている胃癌診断学を新しい分類や方法によって再構築できないかということを検討することにもある.
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