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文献詳細

雑誌文献

胃と腸30巻10号

1995年09月発行

文献概要

今月の症例

1.食道カンジダ症の1例

著者: 市丸壽彦1 内田泰彦1 竹中国昭1 八尾恒良1

所属機関: 1福岡大学筑紫病院消化器科

ページ範囲:P.1224 - P.1225

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 〔患者〕59歳,女性.1994年10月4日,食思不振を主訴に当院内科外来を受診した.軽度の貧血(Hb9.8g/dl)を認めたため消化管検査を依頼された.そのほか身体所見,血液生化学および血清学的に異常はなかった.

 〔食道X線所見〕中・下部食道にいびつな形態の隆起様陰影をびまん性に認めた.隆起は顆粒ないし小結節の集簇から成っており,中部食道ではまだらな分布であったが下部食道では不連続ながら縦走傾向を有していた.辺縁に毛羽立ち様所見は認められず,壁の伸展性も保たれていた(Fig. 1).

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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