文献詳細
文献概要
今月の主題 微小胃癌 序説
微小胃癌―過去・現在・未来
著者: 岡崎幸紀1
所属機関: 1山口県厚生連周東総合病院内科
ページ範囲:P.1229 - P.1230
文献購入ページに移動 時の流れは速い.微小胃癌が臨床診断の領域に登場して,四半世紀が過ぎた.歴史という観点に立てば,いまだわずかな時間という見方もある.しかし,五十路の半ばともなると,何か急がれるし,慌しく考えてしまう.微小胃癌の診断学はどれほど進歩したのかと.
小さな癌の診断という,微小胃癌診断の前段階は,1966年の第4回日本消化器内視鏡学会秋季大会で始まっている.早期胃癌の概念が提唱されて,まだあまり時間を経ていないころである.シンポジウム「微細病変の診断および診断の限界」の中で,2cm以下の表面型早期胃癌が微細病変として検討されている.
小さな癌の診断という,微小胃癌診断の前段階は,1966年の第4回日本消化器内視鏡学会秋季大会で始まっている.早期胃癌の概念が提唱されて,まだあまり時間を経ていないころである.シンポジウム「微細病変の診断および診断の限界」の中で,2cm以下の表面型早期胃癌が微細病変として検討されている.
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