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文献詳細

雑誌文献

胃と腸30巻11号

1995年10月発行

文献概要

今月の主題 食道表在癌の発育進展―症例から学ぶ 主題症例 2.経過観察中に癌と診断された症例

ヨード不染病巣の経過追跡例に認めた食道表在癌の2例

著者: 島田英雄1 幕内博康1 町村貴郎1 水谷郷一1 菅野公司1 千野修1 西隆之1 田仲曜1 橋本剛1 佐々木哲二1 田島知郎1 三富利夫1

所属機関: 1東海大学医学部第2外科

ページ範囲:P.1365 - P.1371

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要旨 アルコール依存症患者の食道全域に多発するヨード不染病巣の経過追跡例において,下咽頭と食道に異時性重複癌の発生を認めた1例と,アカラシア患者に対しての術後6年間にわたる経過観察で食道表在癌と診断された1例を経験した.内視鏡での経過観察を中心に,病巣部での粘膜面の変化,ヨード染色での不染部の色調や形態の変化,また生検での病理診断の困難性と問題点につき言及した

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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