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文献詳細

雑誌文献

胃と腸30巻11号

1995年10月発行

文献概要

レベルアップ講座

浸潤範囲の診断が困難であった0-Ⅱa型早期胃癌の1例

著者: 成澤林太郎1 榎本博幸2

所属機関: 1新潟大学第3内科 2新潟大学第1病理

ページ範囲:P.1434 - P.1436

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(症例)患者は83歳,女性.1991年5月,近医で施行した上部消化管X線検査で異常を指摘され,当科を受診した.

 当科で施行した上部消化管X線検査では,幽門輪から胃前庭部にかけてほぼ全周性に隆起性病変を認めた.胃壁の伸展は良好であったが,隆起の表面は顆粒状ないしは結節状を呈していた.更に,隆起は胃内のみならず,胃から連続して十二指腸球部にまで進展していた(Fig. 1a,b).

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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