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文献詳細

雑誌文献

胃と腸30巻13号

1995年12月発行

文献概要

白壁彦夫先生追悼特集 追悼座談会

白壁先生との出会い

著者: 松川正明1

所属機関: 1昭和大学豊洲病院消化器科

ページ範囲:P.1729 - P.1729

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 私が白壁先生と初めてお会いしたのは,虎の門病院病理学科に勤務していた昭和51年の研究会でした.研究会は毎月第3月曜日に大腸研究会として開かれていました.当時この研究会では,炎症性の腸疾患のX線・内視鏡所見と切除標本の肉眼所見を詳細に対比を行っていました.ここの症例検討から,腸結核の治癒した所見として瘢痕萎縮帯が初めて提唱されました.腸結核とCrohn病のX線・内視鏡所見の検討も,今から思うと詳しく行われていました.昭和から平成に変わったころから,炎症性腸疾患の症例で手術例が減少し,代わりに陥凹した大腸腫瘍の症例が増加してきました.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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