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文献概要
白壁彦夫先生追悼特集 追悼座談会
白壁先生の思い出
著者: 望月福治1
所属機関: 1仙台市医療センター消化器内科
ページ範囲:P.1730 - P.1730
文献購入ページに移動 白壁先生は万年筆を集めておられた.あるとき,このことについて先生にうかがったことがある.“僕は元来,筆不精だから今日はどのペンで書こうかと,不精にならないように集めているのだよ”とおっしゃった.私のドグマを許していただけるなら,先生が“筆不精”というのは到底信じ難い限りである.
それはともかく,先生は,たびたび度肝を抜かれるようなことをおっしゃった.地上から天まで何尋あるか知らないが,人間の精神にもそれと同じくらいの無数の段階があるとか,御業績にいたっては,見上げるようなはるか彼方の階段に立たれた大先輩でもあった.
それはともかく,先生は,たびたび度肝を抜かれるようなことをおっしゃった.地上から天まで何尋あるか知らないが,人間の精神にもそれと同じくらいの無数の段階があるとか,御業績にいたっては,見上げるようなはるか彼方の階段に立たれた大先輩でもあった.
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