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文献詳細

雑誌文献

胃と腸30巻2号

1995年02月発行

文献概要

早期胃癌研究会

第34回「胃と腸」大会から

著者: 佐藤邦夫1 樋渡信夫2

所属機関: 1岩手医科大学第1内科 2東北大学第3内科

ページ範囲:P.234 - P.235

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 第34回「胃と腸」大会は,第36回日本消化器病学会大会の前夜の1994年10月30日,ホテル仙台プラザにおいて開催された.司会は佐藤邦夫(岩手医科大学第1内科)と樋渡信夫(東北大学第3内科)が担当し,4例が供覧された.

 〔第1例〕77歳,男性.Barrett上皮から発生した高分化型腺癌(症例提供:秋田大学第1内科 石岡知憲).

 X線・内視鏡像の読影は鈴木(岐阜大学放射線科)が担当し,Ei領域の左側壁に大小不規則の顆粒が集簇し,長径約2.5cmの丈の低いⅡaとⅡcの複合した扁平上皮癌病巣と診断した(Fig. 1).神津(千葉大第2外科)は縦走の血管透見像に注目し,Barrett上皮から発生した腺癌と読影した.生検では口側の結節から腺癌が,肛門側の不染帯から非癌性の腺組織が採取され,EMRが施行された.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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