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文献詳細

雑誌文献

胃と腸30巻2号

1995年02月発行

文献概要

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海外文献紹介「小肝癌切除後のnm23-H1発現性と再発」

著者: 鈴木隆史1

所属機関: 1愛知県がんセンター消化器内科

ページ範囲:P.243 - P.243

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 nm 23-H1 expression and disease recurrence after surgical resection of small hepatocellular carcinoma. Loreto B, et al(Gastroenterology 107: 486-491, 1994)

 nm23/NDPキナーゼはメラノーマや乳癌の分野で癌転移抑制遺伝子として注目されて以来,近年になって消化器癌での検討も数多くなされている.更にヒト遺伝子レベルの研究が進み,その発現性と転移や予後との関連性についての種々の報告が散見される.nm23にはH1とH2のアイソタイプがあり,別々に独立した機能を有するとされているが,詳細は明らかでない.また,作用のメカニズムについても,G蛋白へのGTP供給系に関わり,細胞内伝達に影響を与えているとか,細胞骨格に関与しているとか,様々な説が考えられているが定かでない.今回著者らは,外科的に切除された小肝癌症例について,nm23-H1mRNAの発現性と再発の関連性につき検討した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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