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文献詳細

雑誌文献

胃と腸30巻3号

1995年02月発行

文献概要

特集 早期食道癌1995 主題 Ⅰ.診断 2.X線検査による精密診断

a) 造影手技(3)

著者: 馬場保昌1 佐伯友久1 加来幸生1 松原敏樹2 加藤洋3

所属機関: 1癌研究会付属病院内科 2癌研究会付属病院外科 3癌研究会付属病院病理

ページ範囲:P.299 - P.302

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要旨 食道粘膜癌のX線検査は病変を正面像と側面像で表すことが大切である.われわれの精密検査では,胃ゾンデを用いて造影剤や空気の量を調節している.微細病変の描出には,①病変が存在する壁側面に造影剤を流し,付着させ,溜めたりするために体位と撮影台の傾斜角度を調節する,②空気量あるいは生理的収縮と拡張による壁伸展性の変化に伴う粘膜像の表れ方の違いを表現する,③ブレやカブリが少ない像が得られる装置の開発,微細な粘膜変化の描出に適した造影剤の質や濃度の検討,が必要である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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