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文献詳細

雑誌文献

胃と腸30巻3号

1995年02月発行

文献概要

特集 早期食道癌1995 主題 Ⅰ.診断 5.病理診断 a)病理標本

(1)生検標本の取り扱い

著者: 石黒信吾1 辻直子1 寺尾壽幸1 建石龍平1

所属機関: 1大阪府立成人病センター病理検査科

ページ範囲:P.375 - P.381

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要旨 表在型食道癌の診断を生検組織診断の面から解説した.食道の生検組織診断の際には,まず組織切片が基底層に対して垂直に薄切されていることが必要であること,生検組織診断には限界があることと生検診断におけるdysplasiaという表現に対する現在の病理の立場を述べた.更に扁平上皮癌と炎症性粘膜との鑑別診断を核所見,細胞質所見,構造所見に分けて列挙し実例を示した.最後に肉眼型との対比において,生検材料採取部位について解説した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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