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文献詳細

雑誌文献

胃と腸30巻3号

1995年02月発行

特集 早期食道癌1995

主題 Ⅰ.診断 5.病理診断 a)病理標本

(3)外科切除標本の取り扱い

著者: 大倉康男1 八巻悟郎1 西沢護1

所属機関: 1東京都がん検診センター

ページ範囲:P.387 - P.395

文献概要

要旨 外科切除標本を取り扱う際の目的は,いかに病変を捉えて描出するか,十分な組織学的検索を行い,どのように肉眼診断と対応させるか,また,どのように他の病変を見逃さないようにするかである.そのためには,肉眼的な形態診断ならびに深達度診断の検討を十分に行うことができ,更にはX線検査ならびに内視鏡検査の所見と対比できる固定標本を作製し,できるだけ細かく切り出すことが必要である.早期食道癌,特に表在癌は病変部分の高低差が少ないことから,いくつか工夫しなければならない点があり,また,ヨード染色法の併用が必須である.それらの方法を含め,現在当施設で行われている外科切除標本の組織標本作製までの過程を述べた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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