icon fsr

文献詳細

雑誌文献

胃と腸30巻5号

1995年04月発行

今月の主題 colitic cancer―微細診断をめざして

主題症例をみて

主題症例をみて:臨床の立場から

著者: 長廻紘

所属機関: 1群馬県立がんセンター

ページ範囲:P.696 - P.697

文献概要

 長期経過した慢性大腸炎に大腸癌が高率に合併する.その癌をcolitic cancer(大腸炎関連大腸癌)という.colitic cancerは普通の大腸癌(common cancer)に比べて,予後の悪いことが多い.肉眼的にびまん性であり,組織学的に未分化であることが多いからである.したがって,colitic cancerを早い時期に診断することは極めて大切なことである.本特集は,大腸癌のない大腸(noncolitic colon)におけるように小さな平坦・陥凹型腫瘍がどの程度診断しうるようになったかを知ると共に,問題点があればそれの解決のポイントを探ろう,ということを目的に企画された.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら