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文献詳細

雑誌文献

胃と腸30巻7号

1995年06月発行

今月の主題 大腸の悪性リンパ腫

主題症例

胃・回盲部に主病変をみた悪性リンパ腫で化学療法によりCR(著効)になった1例

著者: 松川正明1 竹本達哉1 正慶修1 千葉俊哉1 菊地和人1 藤森基次1 佐藤温1 栗原稔1

所属機関: 1昭和大学附属豊洲病院消化器科

ページ範囲:P.945 - P.950

文献概要

要旨 腹部症状で発症し,胃・回盲部に主病変を認めたが,胸部・腹部のリンパ節腫大があり,病期分類ではⅥB期であった.胃病変は佐野らの分類で表層拡大型と考えられ,良好な治癒成績により,MALTリンパ腫も考えたが,CT・臨床症状から粘膜関連リンパ組織由来のB細胞性リンパ腫の可能性もある.胃・回盲部に病変の存在することから,全身症状に拡がったリンパ腫の可能性を否定できなかった.化学療法(VEPA)によりCR(著効)になり,治療後3年間再発を認めない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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