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文献概要
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海外文献紹介「早期胃癌および前癌病変におけるp53の表現型」
著者: 新田康夫1
所属機関: 1愛知県がんセンター消化器内科
ページ範囲:P.1083 - P.1083
文献購入ページに移動 Expression of p53 in early (T1) gastric carcinoma and precancerous adjacent mucosa: Brito MJ, Williams GT, Thompson H, et al (Gut 35: 1697-1700, 1994)
p53の異常は進行癌の約6割に認められ,胃癌の予後因子としての役割が評価されている.現在まで早期癌についての報告はなされておらず,今回95症例の早期胃癌および癌に隣接する前癌病変についてp53の免疫染色を行い検討した.抗体はwildおよびmutant p53を染めるポリクローナル抗体CM-1で,ホルマリン固定24時間後,ABC法CO-DAB発色で行った.核が染色されており,全体の25%以上が染色されているものを陽性とした.
p53の異常は進行癌の約6割に認められ,胃癌の予後因子としての役割が評価されている.現在まで早期癌についての報告はなされておらず,今回95症例の早期胃癌および癌に隣接する前癌病変についてp53の免疫染色を行い検討した.抗体はwildおよびmutant p53を染めるポリクローナル抗体CM-1で,ホルマリン固定24時間後,ABC法CO-DAB発色で行った.核が染色されており,全体の25%以上が染色されているものを陽性とした.
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