icon fsr

文献詳細

雑誌文献

胃と腸30巻9号

1995年08月発行

今月の症例

2.家族性大腸腺腫症の1例

著者: 五十嵐正広1 勝又伴栄1 西元寺克禮1 三富弘之2

所属機関: 1北里大学東病院内科 2北里大学東病院病理

ページ範囲:P.1104 - P.1106

文献概要

 〔患者〕26歳,男性.会社員.1990年12月ごろから心窩部痛,全身倦怠感が出現した.1991年2月初旬,黒色便,下肢脱力感のため当科を受診した.上部消化管緊急内視鏡検査により開放性の十二指腸潰瘍を指摘され,高度の貧血を伴っていたため緊急入院となった.家族歴ではFig. 1に示すごとく,母,叔母に大腸癌,兄にポリポーシスおよび大腸癌の既往があった.

 〔注腸造影所見〕直腸から盲腸に有茎性および亜有茎性ポリープが多数見られた(Fig. 2).特に直腸およびS状結腸では比較的大きなポリープの集簇傾向が見られた(Fig. 3).

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら