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文献詳細

雑誌文献

胃と腸30巻9号

1995年08月発行

今月の主題 胃の平滑筋腫と平滑筋肉腫―新しい視点を求めて

主題症例

約5年の経過で形態変化を来した胃平滑筋肉腫の1例

著者: 鶴井光治1 半田豊1 大野博之1 川口実1 斉藤利彦1

所属機関: 1東京医科大学第4内科

ページ範囲:P.1183 - P.1186

文献概要

要旨 患者は65歳,男性.胃集団検診で,胃の変形を指摘され,精査目的で来院した.X線および内視鏡検査で,胃体上部小彎前壁に巨大な胃粘膜下腫瘍を認めた.1年7か月後の内視鏡検査では,特に変化を認めなかった.しかし,初診から約5年後の内視鏡検査では,腫瘍は増大し,2こぶ状を呈していた.病理切除標本では,2つの腫瘍に連続性はなく,肛門側の腫瘍が増大したものと考えられた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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