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文献詳細

雑誌文献

胃と腸31巻1号

1996年01月発行

文献概要

今月の症例

2.5か月でアフタ様病変から典型例へ進展したCrohn病の1例

著者: 堺勇二1 渕上忠彦1 浦岡正義2

所属機関: 1松山赤十字病院消化器科 2浦岡胃腸クリニック

ページ範囲:P.10 - P.12

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〔患者〕33歳,女性.1994年1月ごろから4~5行/日の下痢があり,同年8月近医を受診し,当科へ紹介された.痔核があり,諸検査でアフタ様病変のみから成るCrohn病が疑われたが,確診を得ず,薬物療法(salazosulfapyridine 3g/日)で経過をみた.1995年1月初めから下痢(10行/日),39℃の発熱,体重減少(3kg/月)と増悪をみたため同月9日当科入院となった.

〔初回大腸X線所見(1994年8月)〕全大腸に中央に1~2mmのバリウム斑を伴う小透亮像(矢印)を散在性に認めた(Fig. 1a,b).

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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