icon fsr

文献詳細

雑誌文献

胃と腸31巻1号

1996年01月発行

文献概要

Coffee Break

阪神・淡路大震災後に目立った巨大・出血性胃潰瘍

著者: 姫野誠一1

所属機関: 1市立芦屋病院内科

ページ範囲:P.100 - P.101

文献購入ページに移動
 阪神・淡路大震災は兵庫県南部に甚大な被害をもたらし,芦屋市に限っても死者4百余名,全世帯の50%の家屋が全半壊,一部損壊を加えると90%にも及ぶ壊滅的打撃を受け,市民の精神的負担は計り知れないものであった.当院は定床272床,上部消化管内視鏡検査2,400例(年間)の中規模公立病院であるが,芦屋市の北側高台にあり東は西宮市,西は神戸市に隣接し,今回の震災では最も被害を受けた地域にある.しかし幸いにして建物自体の損傷は少なく,被災患者の対応に追われたが,消化管出血を伴う胃潰瘍患者の入院が目立った.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?