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文献詳細

雑誌文献

胃と腸31巻10号

1996年09月発行

今月の主題 内視鏡的食道粘膜切除後の経過

主題症例

内視鏡的粘膜切除を行った同時多発食道粘膜病変の1例

著者: 波多野賢二1 瀬戸泰之1 名川弘一1 森正也2 武藤徹一郎1

所属機関: 1東京大学医学部第1外科 2東京大学医学部病理

ページ範囲:P.1235 - P.1238

文献概要

要旨 患者は63歳,男性.検診で食道病変を指摘され,治療目的に来院した.検診での内視鏡検査で指摘された食道粘膜癌に加えて,その近傍に不整なヨード不染帯を認め,これらの病変に対して,内視鏡的粘膜切除を施行した,病理組織診断は,前者は深達度m1の扁平上皮癌,後者は生検では癌が疑われたが,切除粘膜には悪性所見はみられなかった.術後1年を経過したが,再発は認めず,狭窄などの合併症も認めていない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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