文献詳細
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書評「COUINAUD 肝臓の外科解剖―Surgical Anatomy of the Liver Revisited」 フリーアクセス
著者: 山岡義生1
所属機関: 1京都大学医学研究科消化器外科講座
ページ範囲:P.1238 - P.1238
文献概要
本書の原書に接して,その内容の豊富さに驚嘆するとともに,フランス人の思考をそのまま英語に置き換えたことによると考えられる読みにくさもいやというほど知らされた.英語のほうに慣れているわれわれにとって,仏語と英語は微妙に異なった使い方がされることも,読みにくさの原因の1つであったろう.この難解な本を,われわれ日本人のために翻訳するというとんでもないことを企画され,持ち前の粘り腰で完訳された二村雄次教授に改めて深い敬意を表する.二村一門の“胆管の読み”の確かさには以前からわれわれも啓蒙されてきたが,これもCouinaudをいかに熟読してこられてきたかということで納得できる.
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