icon fsr

文献詳細

雑誌文献

胃と腸31巻10号

1996年09月発行

--------------------

書評「門脈圧亢進症の病理―肝内血管系の変化を中心に」 フリーアクセス

著者: 奥平雅彦1

所属機関: 1北里大学

ページ範囲:P.1250 - P.1250

文献概要

 10年前に現代日本の肝臓病学研究の珠玉と評される「肝細胞癌―病理アトラス」を世に出された久留米大学の中島敏郎名誉教授が,このたび「門脈圧亢進症の病理―肝内血管系の変化を中心に」を刊行された.大学を定年退職された10年後の快挙であり,不断の真摯な学問的情熱にまず深い敬意を捧げたい.そして,立派な後継者を育てられ,すばらしい成果をお収めになったことに心からお慶びを申し上げたい.

 ここ30~40年の間に肝硬変をはじめとする門脈圧亢進症を来す疾患の臨床と病理に関する知見が長足の進歩を示した.本書はその進歩に大きく貢献された中島名誉教授の日本住血吸虫症,肝硬変症,特発性門脈圧亢進症を中心とした40年にわたる優れた先導的研究の集大成である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら