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文献詳細

雑誌文献

胃と腸31巻11号

1996年10月発行

今月の主題 微細表面構造からみた大腸腫瘍の診断

主題

“pit pattern”は大腸腫瘍の診断に有用か―私はこう考える

著者: 安藤正夫1 望月福治1

所属機関: 1JR仙台病院消化器内科

ページ範囲:P.1378 - P.1379

文献概要

 大腸のpit pattern観察は,生体内で行う場合と,摘出標本で行う場合に分けられる.いずれも通常観察では捉えづらい“pit”という,より微細なレベルの構造単位から大腸内腔面を観察する方法である.したがってその有用性は,表面構造の詳細な検討によって得られる情報を活用できるところに見いだされる.近年,pit patternの解析から,大腸腫瘍の発育・進展を論じる研究もみられるが1),本稿では,臨床的な病変取り扱いの手順に則して,pit pattern観察の有用性と問題点につき述べてみたい.なお,分類に関しては,基本的に工藤ら2)の分類法を用いている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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