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文献詳細

雑誌文献

胃と腸31巻11号

1996年10月発行

今月の主題 微細表面構造からみた大腸腫瘍の診断

主題

“pit pattern”は大腸腫瘍の診断に有用か―私はこう考える

著者: 森川浩志1 平田一郎1 勝健一1

所属機関: 1大阪医科大学第2内科

ページ範囲:P.1383 - P.1385

文献概要

 近年,電子内視鏡の進歩および前処置法の改善により大腸内視鏡検査の精度は一段と向上した.特に,陥凹型大腸腫瘍を含め5mm以下の微小病変の発見に関しては飛躍的に向上したと言えよう.しかし,発見された微小病変すべてに対して内視鏡治療を施行することは,時間,人員,costbenefitなどの面から困難であり,不必要に偶発症を招く結果ともなりうる.したがって,微小病変を発見した場合,それらに対する診断と治療方針が必要である.本稿では,われわれが行っているcrystal violet(ピオクタニン青)を用いた拡大内視鏡観察の現状1)と5mm以下の微小病変を中心にpit patternの有用性について述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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