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文献詳細

雑誌文献

胃と腸31巻13号

1996年12月発行

文献概要

今月の症例

直腸型Crohn病の1例

著者: 櫻井俊弘1 八尾恒良1

所属機関: 1福岡大学筑紫病院消化器科

ページ範囲:P.1548 - P.1550

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 〔患者〕36歳,男性.主訴:肛門痛,腹痛.既往歴・家族歴:特記事項なし.現病歴:1988年3月ごろから主訴が出現し,食思不振,体重減少(7kg)もみられ,同年4月,近医を受診した.大腸X線・内視鏡検査で直腸の狭小化を指摘されたが診断は確定しなかった.診断不明のまま完全静脈栄養療法を1か月間施行されたが病変の改善がみられず,精査加療のため当科を紹介され受診した.入院時検査成績:CRP(-),血沈8mm/1時間と炎症所見はなく,血算および血液生化学にも異常はなかった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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