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海外文献紹介「胃底腺ポリープ―粘液組織化学,立体計測,MIB-1免疫組織化学を用いた形態的研究」
著者: 三上哲夫1
所属機関: 1北里大学病理
ページ範囲:P.1626 - P.1626
文献購入ページに移動 Gastric fundic gland polyps: A morphological study including mucin histochemistry, stereometry, and MIB-1 immunohistochemistry: Odze RD, Marcial FMA, Antonioli D, et al.(Hum Pathol 27: 896-903, 1996)
胃底腺ポリープ(fundic gland polyp)は,胃底腺領域に発生する特徴的な腺の増生と拡張を示すポリープである.このポリープは過誤腫であるという説がこれまで主流であったが,その発生の様式は現在まで不明であった.加えて家族性大腸腺腫症(FAP)の患者に胃底腺ポリープが高頻度で発生することも知られており,FAPでない人のものとの違いはこれまで明らかではなかった.本論文では胃底腺ポリープにおける増殖細胞の分布と粘液組織化学的所見から,FAPでのものとの違いとその組織発生を考察している.
胃底腺ポリープ(fundic gland polyp)は,胃底腺領域に発生する特徴的な腺の増生と拡張を示すポリープである.このポリープは過誤腫であるという説がこれまで主流であったが,その発生の様式は現在まで不明であった.加えて家族性大腸腺腫症(FAP)の患者に胃底腺ポリープが高頻度で発生することも知られており,FAPでない人のものとの違いはこれまで明らかではなかった.本論文では胃底腺ポリープにおける増殖細胞の分布と粘液組織化学的所見から,FAPでのものとの違いとその組織発生を考察している.
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