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文献詳細

雑誌文献

胃と腸31巻13号

1996年12月発行

文献概要

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海外文献紹介「胃底腺ポリープ―粘液組織化学,立体計測,MIB-1免疫組織化学を用いた形態的研究」

著者: 三上哲夫1

所属機関: 1北里大学病理

ページ範囲:P.1626 - P.1626

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 Gastric fundic gland polyps: A morphological study including mucin histochemistry, stereometry, and MIB-1 immunohistochemistry: Odze RD, Marcial FMA, Antonioli D, et al.(Hum Pathol 27: 896-903, 1996)

 胃底腺ポリープ(fundic gland polyp)は,胃底腺領域に発生する特徴的な腺の増生と拡張を示すポリープである.このポリープは過誤腫であるという説がこれまで主流であったが,その発生の様式は現在まで不明であった.加えて家族性大腸腺腫症(FAP)の患者に胃底腺ポリープが高頻度で発生することも知られており,FAPでない人のものとの違いはこれまで明らかではなかった.本論文では胃底腺ポリープにおける増殖細胞の分布と粘液組織化学的所見から,FAPでのものとの違いとその組織発生を考察している.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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