icon fsr

文献詳細

雑誌文献

胃と腸31巻2号

1996年02月発行

今月の主題 いわゆる表層拡大型大腸腫瘍とは

主題症例

直腸中部に6×4cmの結節集籏様adenoma with severe dysplasiaを認めた1例

著者: 髙木國夫1 岩切啓二1 林周一1 山田健人2 今井照英3 吉田誠4

所属機関: 1林外科病院 2慶應大学医学部病理 3三輪病院 4よしだ医院

ページ範囲:P.221 - P.224

文献概要

要旨 患者は68歳,女性.血便を主訴として入院した.注腸造影検査で直腸に径5cmの顆粒集簇状粘膜を認め,壁の伸展性は良好であった.直腸内視鏡検査では,粘膜はびらん状で,生検では高度異型度を伴った腺管絨毛腺腫で,大きさの点から直腸切断術を施行した.切除標本では6×4cmの拡がりを示し,組織学的には,ほぼ全体が中等度の異型度を示す腺管絨毛腺腫であったが,病変の中央部に,高度異型度の部位をfocalに3か所認めた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら