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文献詳細

雑誌文献

胃と腸31巻3号

1996年02月発行

文献概要

特集 図説 形態用語の使い方・使われ方 第Ⅰ部 消化器の基本的解剖用語

膵・胆の解剖用語

著者: 小越和栄1

所属機関: 1県立がんセンター新潟病院内科

ページ範囲:P.280 - P.281

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 膵の構造

 1.膵の位置と構造

 膵は後腹膜に位置し,膵頭部(head),頸部(neck),体部(body),尾部(tail),鉤状剖(鉤状突起,uncinate process)に分けられる.臨床的に体部と尾部との区別が困難な場合が多く,一括して体尾部と呼ばれることが多い.

 膵の位置は膵頭部は第1~第2腰椎の右側に位置し,膵管の開口部は十二指腸下行脚後壁に接している.膵の走行は頭部でやや上行し,頭部から体部の移行部からやや平行となり,尾部は脾門部まて達し第12胸椎の周辺に至る.膵の位置は加齢によってやや下垂の傾向があり,特に頭部は高齢者では第2腰椎と第3腰椎の間に位置することがある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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