文献詳細
文献概要
特集 図説 形態用語の使い方・使われ方 第Ⅱ部 検査手技・所見等の用語 a.検査・治療手技用語
生検(biopsy)
著者: 藤野雅之1
所属機関: 1山梨医科大学第1内科
ページ範囲:P.288 - P.288
文献購入ページに移動生検は通常光顕レベルの組織学的検査を目的として行われるが,このほか電子顕微鏡による観察や細菌培養,組織内の物質の定量,更にはDNA解析まで種々の目的に生検組織が用いられるようになっており,それぞれ目的に応じて適切な検体の取り扱いや処理,保存の方法が必要である.光顕レベルの組織検査にしても染色方法によっては検体の急速凍結が必要な場合がある.生検にあたってその目的をはっきり認識して十分な準備をしてから始めるべきである.
掲載誌情報