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特集 図説 形態用語の使い方・使われ方 第Ⅱ部 検査手技・所見等の用語 a.検査・治療手技用語
内視鏡的粘膜切除(endoscopic mucosal resection)
著者: 岡崎幸紀1
所属機関: 1周東総合病院内科
ページ範囲:P.295 - P.295
文献購入ページに移動手技には幾つかあるが,多田らのstrip biopsyが多用されている,この方法は病巣部または目的とする部位の粘膜下層に,生理的食塩水を注入し隆起させ,隆起の起始部にスネアーを掛け,高周波で切離する.隆起が十分にできない場合は,病巣を鉗子で持ち上げてスネアーを掛ける.もともとこの手技は,慢性胃炎の研究のためのjummbo biopsyとして考案され,粘膜層を剝ぎ取ると言う意味からstrip biopsyと名付けている.直後から,早期胃癌の切除に応用され,さらに,食道の粘膜癌,大腸の小さな早期癌および扁平腫瘍を中心に,治療に用いられるようになった.
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