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文献詳細

雑誌文献

胃と腸31巻3号

1996年02月発行

文献概要

特集 図説 形態用語の使い方・使われ方 第Ⅱ部 検査手技・所見等の用語 a.検査・治療手技用語

経皮内視鏡的胃瘻造設術(percutaneous endoscopic gastrostomy)

著者: 浜田勉1

所属機関: 1社会保険中央総合病院消化器科

ページ範囲:P.299 - P.299

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 脳梗塞などの神経疾患により意識障害や嚥下障害となり経口摂取不能あるいは不十分に陥った患者に対して,従来,経鼻的胃留置チューブによる経腸栄養管理が行われてきた.1980年,Ponskyら1)により内視鏡を用いた経皮内視鏡的胃瘻造設術(percutaneous endoscopic gastrostomy; PEG)が考案され,近年,器具が整備され,簡便に行われるようになり,経鼻胃管に代わって普及してきている.PEGの利点をTable 1に示した.PEGの適応は脳梗塞後の意識障害や中枢神経障害のための嚥下障害があり,経口摂取が不能でかつ長期間の栄養管理が必要と判断できる症例である.造設方法にはPush式(Sacks-Vine),Pull式(Ponsky)およびIntroducer法(上野)がある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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